ビッグデータマガジン

あなたのこんな3つの行動がビッグデータとして活用されている

time 2013/07/19

あなたのこんな3つの行動がビッグデータとして活用されている

 こんにちは、ビッグデータマガジンの小湊です。

今回は、皆さんの行動がデータとして取得され、自らに効果となってかえってきているビッグデータの活用事例を3つご紹介していきます。

『ビッグデータを利用している企業は?』と言われて、多くの人がまず初めに思いつくのは、Webサービス事業者ではないでしょうか。

確かに、Googleなどのポータルサイトは、検索と無料アプリケーションによって、膨大なデータが蓄積されており、それらのデータを用いてビジネスを行っています。

しかし、実際には、ポータルサイトを介さなくても、私たちの日々の生活における様々な行動が情報を生み出し、ビッグデータにつながっています。そして、それらの行動が、活用され、気づかないうちに私たちのもとに効果としてかえってきています。

私たちのどんな行動が、活用されているのでしょうか。
今回は、行動のインプット別に、1.手、2.口、3.目の3つに分けて考えていきます。

 

1.手~支払い行動

最初は、スーパーマーケットやファストフード店での活用を考えてみます。

皆さん、スーパーマーケットでの支払いが済み、レシートとともに、クーポンを渡された記憶はありませんか?

今までのクーポンは、いわば、「ばらまき型」。ただ配るだけのクーポンが多かったのですが、これが、データの活用によってニーズに合わせ、違ったクーポンを配るようなものもあるようです。

では、どうやって私たちのニーズを知ることができるのでしょうか。

一つはその時買ったものから知ることができます。これは旧来のPOS(販売時点情報管理)データの活用ですが、「こういう商品を買う人は、他のこの商品もほしいはずだ。」という属性別の提案です。

真偽のほどは確かではありませんが、「夕方おむつを買う人の中には、一緒にビールを買う人の割合が多い」という事例は、あまりにも有名です。
そしてもう一つ、「ポイント」や「電子マネー」の活用の瞬間にもニーズを知ることができるはずです。

私たちは、支払のタイミングで、最近はポイントカードや電子マネーを端末にかざします。その瞬間、「電子マネーから支払う」「ポイントがたまる」という感覚でいます。と同時に「個人/属性情報と購買情報が繋がり、データとして蓄積される」はずです。

これにより今までのPOSによる属性別の分析ではなく、より詳細の分析・提案が可能になります。よりピンポイントにクーポンの提案ができるようになるということです。

支払い行動を行うことで、データとして蓄積され、それ以上の意味を生み出し、消費者と企業の双方にメリットを生み出していることがわかります。

 

ビッグデータマガジン こんなところで活用
2.口~つぶやき行動

皆さんはTwitterやFacebookで「つぶやき」をしたことがありますか?

実際に口でつぶやくわけではないですが、ソーシャルメディアの人口が、世界のインターネット人口の約半数以上に上るといわれていますから、世界中でいつも誰かがどこかでつぶやいているといっても過言ではないでしょう。

事実、Twitterに毎日寄せられるつぶやきは、1日約2億件と言われています。

何気ない私たちのつぶやきですが、これらを分析すれば、様々な示唆が得られます。

たとえば、ソフトバンクモバイルでは、国内携帯キャリア3社のスマートフォンユーザーが、実際にネットにアクセスした通信ログに加え、ユーザーのクレーム情報などを収集し、アクセスの改善に努めました。

そのデータ件数は、月間で1.9億件を超えていたと言われています。

そして、データすべてを分析し、スマートフォンのつながりをよくするために、電波を送信する「鉄塔」をどこに作ればいいかの判断に利用したそうです。

より少ない設備投資で、より多くのことを実現する。これこそビッグデータの活用法の神髄であり、意味のある使い方と言えます。

データに基づいて鉄塔を建設した結果、スマートフォンのパケット接続率の全国・週間平均でソフトバンクが96.7%という結果になり、3つのキャリアの中で1位をとるに至ったそうです。

他にも、気象庁の情報を活用して、台風が通過した地域の降水量と、「台風」や「気象」という言葉を含むつぶやきを行ったユーザーとツイートを表示させる事例があります。

降水量だけからは分からない、「実際にそこで何が起きているか」という情報をツイートから把握できることで、定量と定性の情報から、次にどういう対応が必要か分かる把握できるより高次の情報になっていきます。

ソーシャルメディアのつぶやきは、本来、自分の友達・知人との情報交換や交流が目的ですが、これらのデータを連携させ、分析できれば、従来とは違った利用方法が生まれてくるということがわかります。

 

3.目~選択行動

「目は口ほどにものを言う」という諺があります。
最後は、目の動きを活用した事例を考えてみましょう。

ここ数年、人の視線を解析する「アイトラッキング」という技術がマーケティングに活用されるようになってきました。「アイトラッキング」とは、人がどこを見ているか測定することを言います。

ここまでに書いた2つの行動とは異なり、目、すなわち、眼球運動は、時に無意識で動くこともあります。この無意識な動作である目の動きと人間の選択行動を連携させた事例が、ダイドードリンコ株式会社の自動販売機です。

自動販売機での売り上げ比率が高い「ダイドードリンコ」が、自販機を店舗と見立て、ユーザニースを捉えて「あたりつき自販機」を展開するなど独自の展開を進めていましたが、最近、従来のユーザ調査に加え、「アイトラッキング調査」を導入たそうです。

その調査結果には、「自販機は下からみられることが多い。目線は左右に動いている」というような、いままでの想定を覆すような結果も含まれていたそうです。つまり、消費者の多くは、自販機の左下から見ているということを意味していました。

この調査結果を踏まえ、「ダイドードリンコ」は、主力商品のコーヒーを左下から横一列に並べ、ブレンドシリーズの売上拡大に成功したそうです。

現在、アイトラッキング技術は、メガネのような消費者が装着するものではなく、装着不要で視線をとらえるものも増えてきており、その応用として、視線で操作できるスマートフォンやディスプレイなども出てきています。

私たちの視線は知らず知らずマーケティングに活用され、選択行動に活かされるようになってきているということです。
以上、3つの身近なビッグデータの活用についてみてきました。

いずれも、当初の目的とは異なる動作や無意識な動作をもとに、時に、個人が特定されないデータを収集し、私たちの様々な消費行動にヒントを与えてくれる有効な情報に変換されています。

今後、スーパーのレシートにちょうどよいタイミングで「トイレットペーパー」のクーポンが出たり、気になって目をとめたり、ツイートした商品の提案が出たりするのが日常のように起きてくるかもしれません。

さらには、耳(聴覚)や鼻(嗅覚)もデータ化される世の中が来るのでしょうか。
音やにおいが人間に与える影響を情報としてとらえられるなら、マーケティングとして活用するのは難しくないでしょう。

想像してみると、新たなビジネスのヒントが生まれてくるかもしれません。

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