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2016年のハロウィーンはどうなる?ビッグデータ分析からは「インバウンド」も

time 2015/11/16

2016年のハロウィーンはどうなる?ビッグデータ分析からは「インバウンド」も

今年のハロウィーンは週末と重なったこともあり非常に盛り上がりを見せたように感じます。今回は「ハロウィーン」をテーマにしたクチコミ分析を通じ、今年のハロウィーンは昨年までと比較して本当に盛り上がったのかを分析するとともに、来年2016年のハロウィーンを予測します。

*本記事は「OPT DataScienceLab」からの寄稿記事を、ビッグデータマガジンで一部編集してご紹介しております。


時間軸で見た”ハロウィーン”

ハロウィーンに関連するSNS(Twitter)上の投稿数を盛り上がりと考えて、時間軸からハロウィーンの盛り上がりの推移について見てみましょう。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

まずは時間を少しさかのぼって2013年からの推移(図1)です。2015年は2013年の2倍になっています。ただし盛り上がりの質は少しずつ変化。
2013年は”仮装”や”一緒に”というキーワードが多く、まだまだ仮装するのが恥ずかしく、どんな仮装をすればよいのか、誰か一緒に行ってくれないかなという感じでまだまだハロウィーン参加に関してシャイな面が見られました。

2014年になると”お菓子”や”日本”というキーワードが多くなり「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言う子供たちが近所の家の玄関先でお菓子をねだる習慣を取り上げ、日本では大人が仮装やコスプレで盛り上がることに対してのハロウィーンのあり方についての議論が始まりました。「今年のハロウィンは市販のお菓子にするか、敢えて手間を掛けて手作りお菓子にするか…うーん、迷う(・ω・)」といった子供たちにお菓子を配る人も増えてきました。

そして2015年は”日本”というキーワードが多く、2014年よりも日本流のハロウィーンが少し定着してきた感じです。また”ハロウィーンイベント”というキーワードが台頭していてよく見てみると”期間限定の新イベント情報を公開!「モンストHalloween」がスタート!”といったオンラインゲームでもハロウィーンが盛り上がりを見せていました。渋谷などの繁華街で仮装して盛り上がるだけのイベントから少しずつ変化の兆しが見られますね。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

またハロウィーン前30日間の盛り上がりのトレンドを2014年と2015年で比較(図2)すると、2015年は3週間前の週末から徐々に盛り上がりを見せ始めていて10月31日の局所的なイベントというより10月一ヶ月の比較的長期間のイベントになってきていると言えます。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

では時間帯別の盛り上がりはどうだったのでしょうか?図3はハロウィーン前後3日間の時間帯別の盛り上がりを2014年と2015年を比較したものですが、2015年は31日が土曜日ということもあり日中から大きく盛り上がってきています。ただ朝まで大騒ぎしていたのかというとそうでもなく、0時以降は静かになって多くの皆さんは終電で帰宅したようです。

地図で見た”ハロウィーン”

次に地図を通して”ハロウィーン”の盛り上がりについて見てみましょう。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

図4は2014年と2015年の盛り上がりを比較したものですが、局所的ではなく日本全国でハロウィーンが盛り上がっていることが分かります。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

とはいえ東京都心部を拡大すると(図5)やはり渋谷駅周辺が一番盛り上がっています。つづいて新宿、秋葉原、六本木、池袋といったところですね。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

それでは東京都心以外で昨年と比べて盛り上がりが急上昇した地域を見てみましょう。まずは都道府県別に昨年と比べて急上昇した地域トップ5です(図6)。なんと茨城県が1位ですが、実は都心で盛り上がっていてその余韻を自宅に帰ってSNSに投稿していたというのが原因でした。余韻に浸るというのは茨城県民の県民性なのでしょうか?
3位の千葉県は言わずと知れた東京ディズニーリゾートです。「念願のディズニーハロウィン#fairygodmother#and#rapunzel #おまじないリバース」など、やはりディズニーランドでハロウィーンを楽しむ傾向も根強いようです。

 

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

では市区町村別ではどうでしょうか(図7)?浦安市は東京ディズニーリゾートですね。名古屋市中区は繁華街である栄のあるところでSKE48のハロウィーンイベントがあったり、「ハロウィンおどりラン」(http://www.tv-aichi.co.jp/halloween-odori-run/outline/)というテレビ愛知主催の”栄のど真ん中でやぐらを囲んでみんなでハロウィンおどり!”という一風変わったイベントが行われていて栄が盛り上がっていたようです。

 

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日本人だけではなく海外からの観光客や留学生などもハロウィーンで盛り上がっていました。(図8)特に都心部の渋谷や新宿などでは仮装して楽しむインバウンドの観光客の姿もチラホラ見られ、日本の新たな観光コンテンツの予感もします。


2015年の振り返り

昨年に比べて非常に大きな盛り上がりを見せた2015年のハロウィーンでしたが、楽しいだけではなく課題も残りました。

SNSで11月1日の投稿を見ると”電車”と”ゴミ”というキーワードが多く、繁華街にある店舗のトイレの利用が規制され着替えに利用できなくなったことなどから、仮想したまま電車に乗り込んだり路上で着替える人が増えてネガティブなコメントが投稿されていました。

またゴミの問題も大きいようで、東京都も「HALLOWEEN & TOKYO」限定の”カボチャのごみ袋”を配布したりして注意を喚起しましたが、まだまだ改善の余地がありそうです。

茂木健一郎さんも、「イベントで出たゴミだけでなく、イベントをきっかけに、街を見直して、イベント前からあったゴミまで回収してしまう。この発想でいけば、ハロウィーンのお祭りで出たゴミを回収するだけでなく、ハロウィーンをきっかけに、街がハロウィーン前よりもキレイになるという積極的見方ができそうだ。」というツイートでフォロワーにゴミの問題を問いかけていました。


2016年、日本のハロウィーンを大胆予想

では最後に来年、2016年の日本のハロウィーンを大胆に予想してみたいと思います。

(1) ”日本流のハロウィーン”が定着する
日本でのハロウィーンのあり方の議論もありますが、コスプレをして繁華街など人の集まるところに集合して盛り上がる”日本流”のスタイルが定着していくのではないかと思われます。

(2) 都市圏以外の地方へさらに拡大する
メディアが大きく扱うのもありますが大都市圏以外の地方でも「ハロウィンおどりラン」のようなイベントが増えて地域の活性化のキー・コンテンツの1つになっていくと思われます。

(3) オンラインでも様々なイベントが増える
「モンストHalloween」のようなオンラインゲームのイベントからオンラインショッピングなどのリアルな世界のイベントからバーチャルの世界へのますます拡大していくと思われます。

以上、まだまだ課題もありますが、”日本流のハロウィーン”が10月の季節の風物詩として長く続くことを願います。


おまけ:バレンタイン v.s. ハロウィーン

ハロウィーンの市場規模が前年比11%増の約1,220億円と推定されバレンタイン市場を上回ったと一般社団法人日本記念日協会から発表されていますが、SNS上でも今年のハロウィーンはバレンタインを大きく上回る盛り上がりを見せていて30%を超える盛り上がりとなっていました(図9)。

ビッグデータから振り返る2015年のハロウィーンと2016年の動向を大胆予想

 

データ提供
「クチコミ@係長」(http://kakaricho.jp/)株式会社ホットリンク
「ロケーション解析データ」(http://nightley.jp/service)株式会社ナイトレイ
「inbound insight(訪日外国人の観光行動分析ツール)」(http://inbound.nightley.jp)株式会社ナイトレイ

 


【寄稿サイト情報】
OPTDataScienceLab
OPT DataScienceLab
(https://datasciencelab.jp/)

 

株式会社オプトホールディングの協力のもと、同社運営サイト「OPT DataScienceLab」より情報を提供しております。

 

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