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ロボットスーツでサイボーグ化し、自分の動きをデータ化 ~未病関連サービス「HAL®データ保管計画」を体験してみた~

time 2015/12/22

ロボットスーツでサイボーグ化し、自分の動きをデータ化 ~未病関連サービス「HAL®データ保管計画」を体験してみた~

小さな頃に夢見た「ロボット」や「サイボーグ」。自分の動きをデータ化し、サイボーグ化して動けたら...
神奈川県辻堂駅から徒歩4分、国内最大規模のロボケア複合施設「湘南ロボケアセンター株式会社」で、ロボットスーツHAL®を着用し、自分の動きをデータ化し、サイボーグ化できると聞き、体験をしてきました。

ロボットスーツ HAL

湘南ロボケアセンター株式会社が入る「アイクロス湘南」(辻堂駅徒歩4分)

 

■ロボットスーツHAL®とは何か?

ロボットスーツHAL®(HALとは、Hybrid Assistive Limb®の略)とは、茨城県つくば市にあるサイバーダイン株式会社が開発した身体機能を改善・補助・拡張することができるサイボーグ型ロボットです。
人間が「動きたい」と考えると、脳から発せられる指令が生体電位という信号データとなって筋肉に伝わり身体を動かします。HAL®を装着していると、HALがその身体の動きをアシストし、大きな力を生み出すことができます。さらに、その動きは脳にフィードバックされることで、脳が少しずつ学習していき、将来的にHAL®なしでも同じ動きができるようになるというロボットです。

今回は、このHAL®を装着できるということで、神奈川県未病市場創出促進事業(http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0121/me-byo/)にも採択された、「ロボットスーツHAL®データ保管計画」というサービスを体験してきました。

データ保管計画で利用できるのは、HAL®福祉用(下肢タイプ)です。これを装着することで、自身の歩き方を科学し、得られたデータを可視化・保管できるというサービスです。自身の歩き方の癖を知ることは、身体機能の状態を把握でき、維持向上していくために、日頃の習慣を見直すきっかけになります。

 

■体験は約1時間。窓からの絶景を眺めながらのトレーニング

早速、簡単なカウンセリングやガイダンス、動作原理などのお話を伺い、ロボットスールHALがあるフロアへ。今回は下肢タイプなので、ロボットスーツの信号を受け取るセンサーを足につけ、ズボンを専用のトレーナーに着替えます。

専用の機械にのって、お待ちかねのHAL®を装着します。まずは腰部分を装着します。ロボットスーツの重さが腰に集中するので一瞬重さを感じますが、その後脚部分の長さを合わせて装着すると、その重さを感じなくなります。これで準備完了です。

 

ロボットスーツ HAL

ロボットスーツHAL®装着完了、窓の外には辻堂の町並みと富士山の絶景

運動はトレーナーさんの指導のもと行います。最初は、足の上げ下げの運動からです。ロボットスーツのせいか最初はぎこちない足の動きになります。やがて、少しずつ慣れてくると、次は歩行に移ります。歩くイメージを頭で描きながら歩行をすると、少しずつロボットスーツによるアシストを感じられるようになってきます。

ロボットスーツ HAL

トレーナーさんのサポートを受けての歩行訓練

少しずつ歩く速さをあげていき、次に椅子に座って立つという訓練に。立つ際に、「立とう」と意識すると、太ももをアシストされ、少しの力で立ち上がることができます。個人的には、歩く時以上にアシストされている感覚がよくわかりました。

その後、また歩行トレーニングを行います。データ保管計画という名前の通り、自分の歩行データがディスプレイに表示されるので、どのように重心を置いて歩いているのかが可視化されます。私の場合は、日頃から重い荷物をもって歩くことが多いせいか、歩行時の重心がやや偏っているというのがわかり、改善するための歩き方について考えるきっかけとなりました。

ロボットスーツ HAL

 

■終了後は、モニタリングデータとサイボーグ化証明書を貰える!

約1時間の体験が終了すると、モニタリングデータと写真を提供いただき、さらにHALを開発したサイバーダイン株式会社の創業者、山海嘉之 筑波大学教授のサイン入り「サイボーグ化証明書」をいただけます。

ロボットスーツ HAL

サイボーグ化証明書とともに記念撮影

体験が終わった後に時間があれば、併設のロボテラスに立ち寄ってみるといいでしょう。現在、国内で購入可能なロボットが展示されており、無料で閲覧、操作できるようになっています。歌を歌ったり踊ったりするロボットや、セグウェイなども展示されています。平日は、講演や団体の貸し切りでの見学ツアーなども行われているようですので、空いているかどうかホームページで確認して、来場しましょう。
ちなみに、今回訪問した土曜日は比較的空いているとのことでした。

<ロボテラス ホームページ>
http://www.robocare.jp/shonan/roboterrace/

ロボットスーツ HAL

ロボテラスにはセグウェイも展示

 

■人の脳の学習・成長を実感できる体験

ビッグデータの世界では、機械学習や人工知能が話題になっていますが、これらは大量のデータを与えることによって、アルゴリズムがモデルを人間の脳のように学習していくというものです。
一方で、このロボットスーツHAL®は、ロボットのアシストによる「歩ける」「立てる」という成功体験が脳に信号を送り、この繰り返しにより「立てる」「歩ける」ようになるという一種の人間の脳の学習機能そのものを体験できる体験です。この体験を通して、改めて「人工知能」の原型にあたる「人間の脳」の仕組みについて考えるきっかけにもなりました。

そして機械がもたらす未来、「機械との共創」についても、一つのあり方を提示してくれています。現在ロボットスーツHAL®は、足腰が不自由な方の自立活動にむけた支援に活用されていますが、これからの高齢化社会において、一人ひとりが自らの身体と向き合い、いつまでも自由に歩けるようになるための“支援”をしてくれるロボットという存在、これから欠くことができない存在となっていくことでしょう。

 

■今なら期間限定でお得に体験可能!

今回体験した「HAL®データ保管計画」は、現在、神奈川県の助成費用により40%オフ(通常価格30,000円が18,000円に)で体験でき、さらに特別に、希望者にはHAL®の腰タイプの装着体験も可能となっています。期間・販売数限定(先着560名)となっているので、体験してみたい方、サイボーグ化、自身の歩き方に関するデータを見てみたい方はお早めに!

【本商品に関するお問い合わせ】
湘南ロボケアセンター株式会社
電話0446-30-2360 (営業時間:平日9時~17時)
【湘南ロボケアセンター 未病関連採択商品のホームページ】
http://www.robocare.jp/shonan/me-byo/

 

■他にも未病概念の普及に向け、未病関連の商品・サービスが割引販売されています

神奈川県の未病市場創出促進事業では、「Apple Watch Sportを用いた健康状態の見える化サービス」(https://me-byo.change-jp.com/)、「スマホdeドック」(https://www.smartkensa.com/gp/entry/26)、遺伝子検査「MY CODE」(https://mycode.jp/landing/kanagawacampaign_a01.html)など、期間限定で様々な商品・サービスが神奈川県の助成で購入できます。このような機会に自身の健康状態をデータで可視化して、ヘルスケアを心がけてみませんか。

【神奈川県 未病市場創出促進事業のホームページ】
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0121/me-byo/

 

(高橋範光)


<プロフィール>

ビッグデータマガジン編集長 高橋高橋 範光(たかはしのりみつ)

株式会社チェンジ 取締役
ビッグデータマガジン 編集長

大学・大学院で、経営工学や集団意思決定支援を専攻。
卒業後、大手外資系コンサルティングファームに入社。業務システム開発、Webシステム開発、マーケティングROI分析など多方面に渡るITコンサルティングに従事。
現在は、株式会社チェンジの取締役としてIT企業の人材育成に携わりつつ、データサイエンティスト育成事業や、データ解析コンサルティングを手掛ける。

    

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