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三重県におけるRESAS普及促進事業(松阪市の産業多様性の事例)

time 2017/03/30

三重県におけるRESAS普及促進事業(松阪市の産業多様性の事例)

以前のビックデータマガジンでも、誰にでも簡単に使えて、地域の観光や産業のことが分かるWebアプリケーションRESASをご紹介しました。

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その後、RESASはさらにメニューを追加し、また3月30日には、これまでChrome推奨だったものが、Internet Explorer11に対応するとともにダッシュボード機能も新たに追加されました。

RESASトップページはこちら 

また、2016年度はRESASの普及活動も全国各地で行われ、飛躍的にPVも伸び、多くの方に認知され、利用されるようになりました。

そこで、今回は三重県でのRESAS普及促進事業の一環として行った「三重県松阪市の分析事例」についてご紹介いたします。

松阪市は、特定の製造業に依存することなく、多様な製造業によって成り立っています。そのことは、市の広報でも使われておりました。実際にRESASで確認してみましょう。RESASの「製造業の構造」メニューで2013年の製造品出荷額等を見ると、先ほど記載したとおり、特定の産業に依存しているわけではなく、多様な産業が存在するように見えます。しかし、RESASでこのように表示されたことだけで、市の広報として謳うに十分な根拠となるかというと、もう少し定量的に示したいという悩みがありました。

RESAS操作画面~2013年の三重県松坂市の製造業分類~

そこで、市場の独占度や産業の多様性などを表すハーフィンダール・ハーシュマン指数を使って、三重県内の市町における製造品出荷額等から、産業多様性を指標化して順位を付けました。ハーフィンダール・ハーシュマン指数では、産業が多様なほど値が小さくなります。

そこで、2013年の製造品出荷額等のデータからハーフィンダール・ハーシュマン指数を作ると、三重県内の市で松阪市が最小となり、製造業が県内の市で最も多様であることを定量的な指標として示すことができました。

 

出典:RESAS「製造業の構造」ダウンロードデータ

このように、今回は、自治体職員の方と地域の課題や強みを議論した上で、RESASに基づく分析資料を三重県庁や三重県内の市町に提供することができました。

RESASは誰にでも簡単に使える便利なツールですが、得られたデータをさらに一工夫することによって、一段深い分析を行うことも可能になります。さらにアップデートされたRESASを使って、是非様々な分析にチャレンジしてみてください。

 


ハーフィンダール・ハーシュマン指数は「市場の独占度」や「産業の多様性」を評価する指標であり、企業iあるいは業種iの市場シェアを100倍したSiを二乗し、iに関して総和をとる以下の式で算出される。

ハーフィンダール・ハーシュマン指数

(齋藤経史)

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