ビッグデータマガジン

ビッグデータと「NOSQL 」クラウディアン株式会社 ~ビッグデータマガジン・インタビュー~後編

time 2013/10/18

ビッグデータと「NOSQL 」クラウディアン株式会社 ~ビッグデータマガジン・インタビュー~後編

ビッグデータとNOSQL クラウディアンさまビッグデータ業界のキーパーソンにお話をうかがう「ビッグデータマガジン・インタビュー」。本日は、日本のNOSQL界を先導してらっしゃる、クラウディアン株式会社 鶴見さまと、河野さまへのインタビュー後編です。

前編ではNOSQLについてわかりやすく解説いただきました。後編では、これからのNOSQLに関して、鶴見さまと河野さまより頂戴したメッセージをご紹介いたします。

 

―――非エンジニア人材むけに「これだけは知っておいてほしい」という事がありましたら教えてください。

 

お伝えしたいことは以下の3点です。

  • SQLで作ったものを、NOSQLで作り替える、という考え方は止めておけ!
  • NOSQLも、種類がたくさんアル!特徴を理解せよ。
  • 無関係とは思わずに、何らかの業務でNOSQLを使ってみよう!

一つ目ですが、ハッキリ申し上げたいことは、「SQLで問題なく稼働しているものを、焦ってNOSQLで作り直す必要はありません。

ということです。ブームに乗ってNOSQLを活用したいと思う企業も多いようですが、それなりに設計ノウハウがないと、NOSQLの特長を活かすことができません。じっくり検討していただきたいと思います。

次に、ひとことでNOSQL製品といっても、たくさんの種類があり、それぞれの特徴はさまざまです。製品ごとに特徴を理解したうえで選択することをおすすめします。

 ビッグデータとNOSQL

参照: http://www.slideshare.net/geminimobile/nosql20137  p65

例えば、MongoDBは大量データの扱いを得意とするNOSQLの性能と、RDBMSにあるような便利な機能をバランスよく備えており、入門しやすいことが特徴です。また、取り扱うデータの構造がWebページなどの格納に適しているため、Webサービスを構築する人に人気があります。

 

三つ目ですが、NOSQLを使う必要性が無いと思ってまったく触れない、試してみない、研究しないという人もいるようですが、とにかく一度使ってみてほしいです。

例えば、ファイヤーウォールのログを蓄積しておけば、不正な攻撃をされたときに過去の全ログを調べることが可能になります。蓄積する必要があるかどうかわからないデータを高価なオラクルのDBを使って蓄積しておくのはもったいないので、このようなデータをNOSQLで蓄積しておくのはおすすめです。

 

―――すべての専門知識を著書で公開されたと思いますが、出版後の最新動向について教えてください。

NewSQLと呼ばれる製品が登場したことです。NewSQLはSQLを改善したデータベースでVoltDB、NuoDB などが有名です。

また、出版当時に比べてNOSQL製品の成熟度があがったため、NOSQLのステータスが上がってきました。下記はデータベースの評価ポイント変化です。MongoDBが急激に評価を上げていることが分かります。

ビッグデータとNOSQL

(引用:http://db-engines.com/en/blog_post/19)

評価方法(ポイントの算出方法)は

  •  サーチエンジン(Google、Bing)でヒットするウェブページの数
  •  サーチエンジンでの検索回数(Google Trend)
  • エンジニア向けQ&Aサイト(Stack Overflow、DBA Stack Exchange)の質問数
  • 求人サイト(Indeed、Simply Hired)の求人数
  • プロフェッショナルネットワーク(Linked In)でスキルを有する人の数

だそうです。

 

―――最後に、すべてのビジネスパーソンに対して、メッセージを頂けますか。

従来のデータベースでは、構造化されないデータは捨てていました。しかし、現在ではデータが蓄積できるようになったこともあり、全部とりあえず取っておこうという流れになってきました。

例えば、蓄積されたデータが1年分ならば1年間のトレンドはわかります。しかし、もしも10年分のデータを分析できたら、人の成長に応じた購買傾向がわかるなど分析範囲も広がります。ひとの生涯にわたったご提案が可能になるのです。ぜひとも大量のデータをすぐに活用できる状態にして保存し、必要に応じて分析し、役立てていただきたいと思います。そのような環境を提供できるのがクラウディアンの製品です。(笑)

NOSQLやビッグデータの考えが登場する以前から、長期間のデータを蓄積している企業もありました。ただ、ある一定期間を経過するとデータをテープに入れて保管し、使いたい時はその保管場所からテープを取り出して使用する事になっているため、よほどのことがない限り、過去のデータを分析する機会はありませんでした。我々は、保存したデータを活かしてほしいのです。

【関連記事】
ビッグデータと「NOSQL 」クラウディアン株式会社 ~ビッグデータマガジン・インタビュー~前編

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ビッグデータと「NOSQL 」クラウディアン株式会社 ~ビッグデータマガジン・インタビュー~前編クラウディアン株式会社

クラウディアンは、S3互換のクラウド・オブジェクトストレージを構築するパッケージソフトウェア製品のCloudianをはじめ、国内外の通信事業者、クラウドサービス事業者、エンタープライズ向け大規模分散型システムを開発提供してきています。

http://www.cloudian.jp/index.html

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osamu_sugiura執筆者情報

杉浦 治(すぎうら・おさむ)

株式会社 AppGT 取締役
株式会社 学びラボ 代表取締役
一般財団法人ネットショップ能力認定機構 理事

2002年デジタルハリウッド株式会社取締役に就任。IT業界における経営スペシャリスト育成やネット事業者向け研修開発を行う。

2010年4月「ネットショップ能力認定機構」設立。ネットショップ運営能力を測る「ネットショップ検定」を主催。

2013年7月、プレステージ・インターナショナル(東証一部)より出資を受けて(株)AppGTを設立。コンタクトセンターに蓄積された顧客コミュニケーションデータを分析し、今後の主要な顧客接点となるスマートフォンの活用において、様々な研究や企画提案を行っている。

 

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